<ジャズって何?>
最近では多くのジャンルの音楽が、自動発生している気がします。
たとえば、グランジやらスカパンク等々。
でもこれらは元を辿れば結局Rock'n Rollに帰着し、同時に確固とした
区切りがあるわけではありません。
Jazzのなかにも、いろいろな区切りがあります。
例えば、バップ、コンテンポラリィー、スイング、ディキシー、ウエストコースト等々、
モダンジャズというのも、この内の一つです。
しかし、これらはロックと同様に大まかな区切りはある物の、
どこからがバップで、どこからがモダンジャズだと言えるような区切りはありません。
それにもともとJazzも、Rockも黒人の奴隷音楽に起源があるわけで、
それでさえ元々は、アフリカ音楽が起源になっているわけです。
話が遠回りになってしまいましたが、結局はJazzで有あろうと、Rockであろうと
結局は音楽という一つの表現手段なのです。
もちろんスタイルと言う物はあります。例えばキーボードよりピアノの
方がより、ジャズに好まれるであるとか、エレキベースよりコントラバス
の方が好まれるなどはありますが、決してそれでなくてはいけないであるとか
そうしないとJazzにならないと言うわけではありません。
大切なことは自分が何をどう表現したいかで、その気持ちがなければ
その音楽を通しても何も伝わりません。
特に、ジャズの場合特殊なのはアドリブの音楽であり、Rockとかと違い
主旋律よりもアドリブの善し悪しで出来が問われます。
そのアドリブにどう感情を込めるかで、Jazzになるかどうかが決まります。
もちろんアドリブなので、楽譜はありません。
むしろ、楽譜が読めるからジャズが出来るというわけではなく、
単に楽譜を読む事だけに没頭してしまったら上手いプレイヤー
にはなれても、良いプレイヤーにはなれません。
つまり、結論としては、いかにジャズ語を話すかと言うことだと思います。
同じ楽譜でも、クラッシック奏者が奏でたときと、JAZZ MANが奏でたときでは
大きく違います。
それは、お互いに楽譜以上の何かを伝えようとしているからだと思います。
しかし、その「何か」が重要なのです。
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